自動売買というと、常時起動の専用PCが必要になる事が多く
もちろんAutoTraderもその方が良いといえば良いです。
しかし、AutoTraderのシグナルは基本的に朝しか配信されませんので、毎朝1度実行できればOKでもあります。
という事は、毎朝自動でPCが立ち上がり、自動売買を終えたあと、勝手にPCをOFFにしてくれれば殆ど問題ないわけです。
AutoTraderにはそういったご要望のための機能を一通りご用意しております。
以下のリンク先は、DELL社のPCが例になっていますが
普通に電源を落としたあと、あらかじめ決ておいた時刻にPCを起動できるパソコンもあるようです
@IT : コンピュータの電源を設定時刻に自動的にオンにする
この機能がもしお使いのPCに付いているのなら
毎朝7時に起動するようにしておき、後はAutoTraderの全般タブから
『その日の自動売買を正常に終えたら、OSを"シャットダウン"する』にチェックを入れれば
それで、自動起動・自動OFFが可能になります。
これが最もシンプルで使いやすい形になるので
お使いのパソコンにこの機能が付いていないか、一度確認してみると良いでしょう
※以下はこの機能がついてないパソコンで、似たような事をする方法についてです
先述の「決まった時刻に起動する」機能を持っていないパソコンでも
電源を切る時に「休止状態」や「サスペンド」といった特殊な電源の落とし方をする事で
似たような事ができるようになります。
上の例より少し面倒になりますが、これでも充分、毎朝7時に自動でPCを立ち上げる事が可能です。
「休止状態」と「サスペンド」の違いは大雑把に書くと以下の通りです
【サスペンド】
OSの状態をメモリに保存し、その他の電源を落とします。
メモリには通電しているので、やや電力を消費します
【休止状態】
OSの状態をHDDに保存し、PCの電源を落とします。
基本的に電力は消費しません。
どちらも、ノートパソコンでよく用いられるので知らずに使った事のある方も居られるかと思います。
まとめると、【休止状態】が可能であればそちらの方が省エネです。
ただ、一部のパソコンでは【休止状態】が使えない場合があります。
その場合は【サスペンド】の方をお使いください。
こうしておけば、
『AutoTraderが自動売買を終える→AutoTraderが休止状態として電源を切る→翌朝またPCの電源が勝手に入り自動売買する』
という無限ループが可能です。
ただ、例えば夜ご自分でPCをお使いになった後、普通に電源を切ってしまうと
翌朝のPCの復帰は失敗しますので、ご自分でお使いになった後は『休止状態 or サスペンドとして電源を落とす』ようにご注意ください。
そこさえご注意頂ければ、お昼や夜にそのパソコンは普通にお使い頂けます。
WinXPで、休止状態として電源を切るには
いつも通り、左下のスタート→終了オプションを選び、
最後の「電源を切る」を選ぶ所でSHIFTキーを押します。
すると「サスペンド」の所が「休止状態」に変わりますので
そこから選択肢、休止状態としてPCの電源を落としてください。
※ サスペンドにしたい場合は、そのままサスペンドを選べば良いです
前述の通り、休止状態やサスペンドにせず電源を切りますと
自動で朝復帰する事が出来なくなりますので、ご注意ください。
…慣れるまでが少し面倒かも知れませんが、一度慣れてしまえば有効な機能と思いますので
ぜひご利用下さい。
これら設定をしたあと、いきなり本番に臨むのも危険なので
たとえば「毎朝〜〜〜にサスペンド(休止状態)から復帰する」の所を、今が14時なら14時10分くらいに一度設定し
ちゃんと10分後に復帰成功するか試してみると良いでしょう。
確認の手順は以下の通りです
1.AutoTraderの全般タブから『その日の自動売買を正常に終えたら、OSを"サスペンド"する』にチェックを入れる
2.現在時刻+10分に復帰するよう、「毎朝 〜〜〜 にサスペンドから復帰する」を設定し、チェックを入れる
3.windowsのスタート→終了オプションよりサスペンドにする
4.10分間待ち、自動的にPCが復帰する事を確認する
上の手順は、サスペンドから復帰できるかどうかになりますが
「サスペンド」と書いてある所を「休止状態」に変更すれば
同じ手順で、休止状態から復帰できるかもテストできます。
もし休止状態から復帰できるなら、そちらの方が電力の消費もほとんどなくオススメです。
(※稀に一部の自作PCなどでは、どちらも失敗する事があります。
その場合はサスペンド/休止状態の使えるPCで使用するか、別途常時起動のPCを用意する事をオススメします)
ここまでOSの自動起動、スリープからの自動復帰のやり方を書いてきましたが
そもそもそういった時にパスワードが必要な場合、そこでストップしてしまいます。
その辺りを無効化する設定は、画像をふんだんに使ってこちらに解説ページを作りました!
設定自体はシンプルなので、画面に沿っていけばすぐに設定